セラミック治療

CERAMIC

セラミック治療とは?

美しく長持ちする治療

セラミック治療とは、虫歯などで失った歯質を天然歯に近い色・質感のセラミックで補う治療方法です。
過去に金属で修復した部分の交換、変色している歯の治療、歯並び改善などの治療時に行います。経年劣化に強く、金属アレルギーを起こす心配もありません。当院では強度や透明感に違いのある数種類を採用しており、症例ごとに適切な方法を選んでいます。

症例

Case(セラミック治療)

主訴 前歯の変色が気になる
治療法 ジルコニア
費用 約15万円
期間 約1ヶ月
リスク セラミックの破折 ※ナイトガードで予防

Case(セラミック治療)

主訴 歯の隙間が気になる
治療法 ノンプレップベニア
費用 約16万円(上顎前歯2本)
リスク 歯に厚みが出る
衝撃が加わると割れることがある
外れるリスクが比較的高い

症例

Case(セラミック治療)

治療法 ダイレクトボンディング
費用 1歯5万円、2歯10万円
期間 1日
リスク 脱離、変色
マイクロ下にて審美用レジンにて仕上げます。

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セラミック治療の種類

保険診療と自由診療の比較表

区分保険診療自由診療
素材金銀パラジウム合金(銀歯)ハイブリッドセラミック(CAD/CAM含む)ジルコニアゴールド
写真

シルバーなので、白い歯に被せたり詰めたりすると目立つ

オールセラミックのような透明感はないが、白いので歯になじみやすい

透明感はないが、白いダイヤモンドと呼ばれるほどの白さはある

シルバーより目立たない傾向だが、ゴールドなので白くはない
強度
・寿命

割れや欠けは起きにくい。
寿命は一般的に3~5年ほどといわれる

他の選択肢より硬さでは劣る。
寿命は一般的に7~8年ほどといわれる

トップクラスの強度をもつ。
寿命は一般的に10年ほどといわれる

強度はかなり優れている。
寿命は一般的に20年ほどといわれる
変色
金属なので唾液などで錆びてしまうことも。黒ずんでしまうリスクがある

材料の一つであるレジンは着色しやすいので、ある程度の変色性はある

耐変色性に優れ、表面に細菌が付着しづらいという特徴もある

水分を吸収しないので、銀歯のような黒ずみリスクは少ない
生体親和性
金属イオンが溶け出し、金属アレルギーになるリスクが指摘されている

セラミックは生体親和性に優れているが、レジンは歯肉との親和性がない

金属やプラスチックを使わないので、アレルギーのリスクは低い

歯に近い硬さなので、同じようにすり減り、かみ合わせが維持しやすい
料金
保険適用なので、価格は自由診療より安い

保険適用なので、価格は自由診療より安い

自由診療の中でも高額な部類に入る

自由診療に加え、金の時価にも左右される

オールセラミック

オールセラミッククラウンは、金属を一切使用せずセラミックスだけで製作する被せ物です。

金属を使用しないことにより、天然歯のような透明感や明るさを再現することができるため、自然な美しい仕上がりになります。

歯の根元や歯茎が黒くなることがないので、審美性が要求される前歯に適しています。身体にやさしく、金属アレルギーの方も安心して治療を受けることができます。

メリット

  • 金属アレルギーの方でも治療可能
  • 仕上がりが自然で、とても綺麗
  • 歯肉に黒ずみがでない

デメリット

  • 保険適用外
  • まれに破損する可能性がある

ジルコニア

ジルコニア(二酸化ジルコニウム)を使用した、軽くてとても丈夫なセラミックスの被せ物です。土台となる部分も白いため、透明感のある美しい仕上がりを実現できます。

ジルコニアは、人工ダイヤモンドとも呼ばれている強度と耐久性に優れた素材ですので、奥歯の被せものにおすすめです。

メリット

  • 金属アレルギーの方でも治療可能
  • 強度と耐久性に優れている

デメリット

  • 保険適用外
  • 研磨や調整が難しい

e.max

e-maxは、セラミックの一種であるガラスセラミックスを強化した素材です。

ガラスのイメージ通り、透明感に優れており、天然の歯より美しく仕上がるとも言われています。

メンテナンスを行えば、変色しにくいため美しい状態が長く続き、細菌もつきにくいので長持ちします。

メリット

  • 金属アレルギーの方でも治療可能
  • 着色などの汚れがつきにくい
  • 透明感が高く、天然歯に近い被せ物

デメリット

  • 保険適用外
  • まれに破損する可能性がある

CAD・CAM冠
ハイブリットセラミック

CAD/CAM冠とは、ハイブリッドセラミック(セラミックと歯科用プラスチックを混ぜ合わせた素材)ブロックから、CAD/CAMというシステムを使って設計・作製する被せ物のことを言います。

治療の際にこのCAD/CAM冠を保険適用できます。※条件を満たす必要があります。

メリット

  • 天然歯に近い透明感と質感に仕上がります。
  • プラスチックが着色などで色が変わりやすいのと比較して、表面が滑らかで汚れやプラークが付着しにくいです。
  • 金属アレルギーの方でも心配ありません。
  • 歯質と同程度の硬さのため、適度な柔軟性を持ち、噛み合う歯を傷つけなません。
  • 条件を満たせば健康保険が適用され、安価です。

デメリット

  • 再現できる色調が単色のみになります。
  • 表面が劣化しやすく、長く使用すると性質が下がります。

ラミネートベニア

ラミネートベニアとは、歯の表面をごくわずかだけ削って、歯の色をしたセラミック製の薄いシェル(チップ)を貼り付け、歯の表面を美しく見せる治療方法です。
歯の形を整えたり、ホワイトニングのように歯を白くしたり、すきっ歯などの歯並びを改善することができます。
歯科医師が歯の形や大きさに合わせて削り込みによる調整を行うため、より自然にフィットする仕上がりが期待できます。

ラミネートベニアとは、歯の表面をごくわずかだけ削って、歯の色をしたセラミック製の薄いシェル(チップ)を貼り付けて歯の表面を美しく見せる治療方法です。 歯の形を整えたり、ホワイトニングのように歯を白くしたり、すきっ歯などの歯並びを改善することができます。

メリット

  • 歯を大きく削らないで済みます。
  • セラミック素材は、変質しづらく、劣化がおこりにくいため長い期間美しい歯をキープできます。
  • 比較的簡単な治療と短期間で歯を綺麗にすることができます。

デメリット

  • セラミックは非常に丈夫な素材ですが、人間の噛む力は非常に強く、食いしばったり歯ぎしりが続いたりすると、欠けてしまうこともあります。

ノンプレップベニア

ノンプレップベニアは、歯を削らずにセラミックを被せる治療法です。通常、セラミックを被せる際は、歯を削る必要があるのですが、ノンプレップベニアの場合はその必要がなく、患者さんにとって優しい治療法と言えます。